Changelog
バージョン一覧
| バージョン | リリース日 | 主な変更点 | 詳細セクション |
|---|---|---|---|
| v1.4.2 | 2025-12-18 | Invoice overwrite検証 / Excelインボイス統合 / csv2graph単一系列自動判定 / MultiDataTile空入力実行 | v1.4.2 |
| v1.4.1 | 2025-11-05 | SmartTable行CSVアクセサ / 旧rawfilesフォールバック警告 |
v1.4.1 |
| v1.4.0 | 2025-10-24 | SmartTableのmetadata.json自動生成 / LLM向けスタックトレース / CSV可視化ユーティリティ / gen-config |
v1.4.0 |
| v1.3.4 | 2025-08-21 | SmartTable検証の安定化 | v1.3.4 |
| v1.3.3 | 2025-07-29 | ValidationError修正 / 再構造化用sampleWhenRestructured追加 |
v1.3.3 |
| v1.3.2 | 2025-07-22 | SmartTableの必須項目検証の強化 | v1.3.2 |
| v1.3.1 | 2025-07-14 | Excelインボイス空シート生成の修正 / extended_mode厳密化 |
v1.3.1 |
| v1.2.0 | 2025-04-14 | MinIO対応 / アーカイブ生成 / レポート生成 | v1.2.0 |
リリース詳細
v1.4.2 (2025-12-18)
ハイライト
InvoiceFile.overwrite()が辞書入力を受け付け、InvoiceValidatorでの検証とinvoice_pathへのフォールバック保存に対応。- Excel インボイスの読み込みを
ExcelInvoiceFileに集約し、read_excelinvoice()は v1.5.0 で削除予定の警告付き互換ラッパーへ移行。 - csv2graph が単一系列を自動検出し、CLI フラグの明示がない限り個別プロット生成を抑止して CLI / API のデフォルト動作を統一。
- MultiDataTile パイプラインが Excel のみ / 空ディレクトリでも実行され、必ずデータセット検証が発火。
追加機能 / 改善
InvoiceFile.overwrite()のシグネチャをマッピング受け取りに拡張し、InvoiceValidatorによるスキーマ検証とインスタンスinvoice_pathへのデフォルト書き込みを追加。docstring とdocs/rdetoolkit/invoicefile.mdも更新。read_excelinvoice()を警告付きラッパーとしてExcelInvoiceFile.read()に委譲し、src/rdetoolkit/impl/input_controller.pyがクラス API を直接利用するよう変更。df_general/df_specificがNoneを取り得ることをドキュメントと型定義で明確化。Csv2GraphCommandのno_individualをbool | None型に改め、CLI ではctx.get_parameter_source()を用いて明示指定を検出。docs/rdetoolkit/csv2graph.mdに新しい自動判定の仕様を追記。assert_optional_frame_equalを追加し、csv2graph CLI/API・MultiFileChecker(Excelのみ/空/単体/複数ファイル)を網羅する新規テストで退行を防止。
不具合修正
- 単一系列の自動検出により空の個別グラフ生成を回避し、CLI と Python API の出力整合性を確保。
_process_invoice_sheet()/_process_general_term_sheet()/_process_specific_term_sheet()が一貫してpd.DataFrameを返すように修正し、フレーム操作の前提崩壊を防止。- 入力ファイルが存在しない場合に
MultiFileChecker.parse()が[()]を返すよう変更し、MultiDataTile でも空ディレクトリ時に検証が必ず実行されるよう統一。
移行ガイド / 互換性
InvoiceFile.overwrite()には辞書を直接渡せるようになった。出力先を省略した場合はインスタンスのinvoice_pathに書き込まれ、不正なスキーマは検証エラーとして通知される。read_excelinvoice()は非推奨となり v1.5.0 で削除予定のため、ExcelInvoiceFile().read()への移行を推奨。csv2graphは--no-individualを指定しない単一系列入力でオーバーレイのみを生成する。旧挙動を維持するには--no-individual=falseを指定し、常に抑止したい場合は--no-individualを付与する。- MultiDataTile では空ディレクトリでも処理と検証が走るため、これまで静かにスキップされていたケースでも不足ファイルのエラーが表に出る。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.4.1 (2025-11-05)
ハイライト
- SmartTable 行CSVへの専用アクセサを追加し、
rawfiles[0]依存の既存コールバックとの互換性を維持。 - MultiDataTile ワークフローが必ずステータスを返し、失敗モード名付きで
StructuredErrorを通知するよう改善。 - CSV パーサーがメタデータ行と空データに対応し、
ParserError/EmptyDataErrorを防止。 - グラフ可視化ヘルパー(
csv2graph,plot_from_dataframe)をrdetoolkit.graph直下からインポート可能に。
追加機能 / 改善
RdeOutputResourcePathにsmarttable_rowfileを追加し、ProcessingContext.smarttable_rowfileとRdeDatasetPathsから参照可能に。- SmartTable 系処理で行CSVを自動設定し、フォールバックで
rawfiles[0]を参照した場合は移行を促すFutureWarningを発行。 - SmartTable の開発者向けドキュメントを更新し、行CSVの取得方法を新アクセサ基準に整理。
rdetoolkit.graphパッケージでcsv2graph/plot_from_dataframeを再エクスポートし、ドキュメントとサンプルのインポート例を統一。
不具合修正
- MultiDataTile モードが
WorkflowExecutionStatusを必ず返し、応答がない場合は失敗したモード名付きでStructuredErrorを送出するよう修正。 CSVParser._parse_meta_block()/_parse_no_header()で#始まりのメタデータ行を無視し、データが空のときは空のDataFrameを返すことでParserError/EmptyDataErrorを解消。
移行ガイド / 互換性
resource_paths.rawfiles[0]を利用するコードは動作を継続するが、smarttable_rowfileへ移行しないと警告が表示される。rawfilesタプル自体は引き続きユーザー投入ファイルの一覧として利用される。先頭要素が常に SmartTable 行CSVであるという前提のみ段階的に解消する方針。- CSV 取り込み側での追加対応は不要。今回の改修は後方互換。
- 推奨インポートは
from rdetoolkit.graph import csv2graph, plot_from_dataframe。従来のrdetoolkit.graph.apiパスは当面利用可能。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.4.0 (2025-10-24)
ハイライト
- SmartTableInvoice で
meta/列をmetadata.jsonに自動書き込み - LLM/AI 向けコンパクト・スタックトレース(デュプレックス出力)
- CSV 可視化ユーティリティ
csv2graph - 設定ファイル雛形生成コマンド
gen-config
追加機能 / 改善
csv2graphAPI を追加。複数CSVフォーマット、方向フィルタ、Plotly HTML 出力、220件超のテストを整備。gen-configCLI を追加。テンプレート生成、日英対応対話モード、--overwriteオプションをサポート。- SmartTableInvoice で
meta/プレフィックス列を型変換付きでmetadata.jsonのconstantセクションへ反映。既存値は温存し、metadata-def.jsonがない場合はスキップ。 - 例外処理で
compact/python/duplexを選択可能なスタックトレース出力を導入し、センシティブ情報の自動マスキングを実装。 - RDE データセットコールバックを
RdeDatasetPaths単一引数に集約し、旧シグネチャには非推奨警告を追加。
不具合修正
- MultiDataTile モードで
ignore_errors=True時にStructuredErrorが停止しないバグを修正。 - SmartTable 周辺のエラーハンドリングと型注釈を整理し、処理失敗時の挙動を安定化。
移行ガイド / 互換性
- 旧来の 2 引数コールバックは当面動作するが、
RdeDatasetPaths単一引数への移行を推奨。 - SmartTable の
meta/列自動書き込みを利用する場合は、各プロジェクトにmetadata-def.jsonを配置する。 - スタックトレース形式の切り替えは任意。既存設定に影響はない。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.3.4 (2025-08-21)
参照資料
- 主なIssue: #217(SmartTable/Invoice 検証の安定化)
ハイライト
- SmartTable/Invoice の検証フローを安定化
追加機能 / 改善
- バリデーションと初期化フローを整理し、不要なフィールド混入と例外の出力形式を改善。
不具合修正
- SmartTableInvoice の検証で発生し得た例外伝播と型注釈の不整合を解消。
移行ガイド / 互換性
- 互換性を損なう変更はありません。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.3.3 (2025-07-29)
参照資料
- 主なIssue: #201
ハイライト
ValidationError構築不備を修正し、Invoice パイプラインを安定化- コピー再構造化向け
sampleWhenRestructuredスキーマパターンを追加
追加機能 / 改善
- スキーマに
sampleWhenRestructuredを追加し、再構造化ワークフローでsampleIdのみが必須となるシナリオを正式サポート。 - すべてのサンプル検証パターンに包括的なテストを追加し、後方互換性を担保。
不具合修正
_validate_required_fields_onlyに起因するValidationError.__new__()例外をSchemaValidationErrorへ置き換えて解消。InvoiceSchemaJsonとProperties生成時にオプションフィールドを明示し、mypy 型チェックエラーを修正。
移行ガイド / 互換性
- 追加の設定変更は不要。既存の
invoice.jsonも後方互換性が保たれる。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.3.2 (2025-07-22)
参照資料
- 主なIssue: #193
ハイライト
- SmartTableInvoice の必須項目検証を強化
追加機能 / 改善
invoice.json検証で必須項目のみを許容する仕組みを導入し、不要なフィールド混入を防止。- 早期終了(EarlyExit)時にもバリデーションが確実に実行されるよう統合。
不具合修正
- 検証過程での例外伝播と型注釈の不具合を整理し、安定性を向上。
移行ガイド / 互換性
- 後方互換。
invoice.jsonに不要フィールドを付与している場合は除去を推奨。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.3.1 (2025-07-14)
ハイライト
- Excel インボイス空シート生成の不具合を修正
extended_modeの厳密バリデーションを導入
追加機能 / 改善
invoice_schema.pyにserialization_aliasを追加し、invoice.schema.jsonの$schema/$idを正しく出力。models/config.pyのextended_modeで許可値を限定し、検証を強化。save_raw/save_nonshared_rawの挙動を再設計し、テストを拡充。- SmartTable モードに
save_table_fileオプションとSkipRemainingProcessorsErrorを追加し、処理制御を柔軟化。 models/rde2types.pyの型注釈を拡張し、DataFrame 警告を抑制。- Rust 側の文字列整形・
build.rs・CI ワークフローを整理し、品質と速度を向上。
不具合修正
- Raw ディレクトリ存在チェックを追加し、コピー時の例外を防止。
- Excel テンプレート生成で
generalTerm/specificTermシート欠落を修正し、変数名の誤りを解消。 FixedHeadersクラスでorientを明示し、将来の警告を抑制。
移行ガイド / 互換性
extended_modeに非許可値が設定されている場合はエラーとなるため、設定ファイルの見直しが必要。- SmartTable モードで
save_table_fileのデフォルト挙動が変わる可能性があるため、必要に応じて設定を追加。 tqdm依存を削除したため、外部スクリプトで利用している場合は対応を検討。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。
v1.2.0 (2025-04-14)
参照資料
- 主なIssue: #157
ハイライト
- MinIO ストレージ対応
- 成果物アーカイブ生成とレポート生成ワークフローを追加
追加機能 / 改善
MinIOStorageクラスを実装し、オブジェクトストレージ連携を公式サポート。- 成果物の圧縮(ZIP / tar.gz)およびレポート生成コマンドを追加。
- オブジェクトストレージ利用手順やレポート API を含むドキュメントを拡充。
不具合修正
- 依存パッケージの更新と CI 設定の近代化を実施。
移行ガイド / 互換性
- 後方互換。MinIO を利用する場合はオプション依存をインストールすること。
既知の問題
- 現時点で報告されている既知の問題はありません。