ExcelInvoiceモードとは
目的
Excelファイルを使用して複数のデータセットを効率的に一括登録するモードです。複数のInvoiceモード登録を束ねたモードとなります。invoice.schema.json
が作成されていれば、ExcelInvoiceモードで使用するExcelフォーマットを簡単に作成できます。
特徴
- 複数の送り状を一つでExcelで記述することで、一括でデータ登録が可能。
- 異なる試料情報や実験条件のデータを一括で登録可能。
使用場面
- 同種の実験を大量に実施した場合
設定方法
ExcelInvoiceファイル(*_excel_invoice.xlsx
)をinputdata
に配置するだけで自動認識されます。設定ファイルの変更等は不要です。
Excelファイルのフォーマットについて
ExcelInvoiceモードは、ivnoice.shcema.json
が作成されていることが前提で設計されています。
以下のコードを実行すると、ExcelInvoiceの雛形ファイルが作成されます。
1 2 3 4 |
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1 2 3 4 |
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下記のようなExcelファイルが生成されます。このExcelファイルは、1行
= 1データセットタイル
で登録されます。そのため、各行でデータセットタイルで登録したい情報を記述してください。
Warning
データ登録者UUID(NIMS user UUID)や、既存試料情報を参照する場合のUUIDが正しく指定されていない場合、登録エラーが発生する可能性があります。
RDE上からユーザーUUIDを確認する方法
https://rde.nims.go.jp/rde/datasets にアクセスし、ログイン後に表示される画面の右上にあるユーザー名をクリックします。ユーザー情報表示後、URLに表示されているusers/
以降の文字列がUUIDになります。
RDE上から試料UUIDを確認する方法
試料情報ページから、UUIDを確認できました。
入力ファイルの作成
ExcelInvoiceモードで、上記のExcelファイルと同時に、zipファイルを作成します。 zipファイルに格納するファイルは、ExcelのA列で指定したファイルを格納してください。
ファイル等は出力例です。構造化処理の定義によって変化します。
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ディレクトリ構造
inputdata
ディレクトリに、Excelファイルとzipファイルを配置します。
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よくあるエラーについて
UUIDが正しく指定されていない
データ登録者UUIDや試料UUIDが正しく指定されていない場合、登録エラーが発生します。UUIDはRDE上で確認できます。
ファイルが見つからない
ExcelInvoiceモードでは、特定のフォーマットに従ったExcelファイルが必要です。フォーマットが不正な場合、エラーが発生します。
- ファイルの末尾は、
_excel_invoice.xlsx
でない。 - ファイル名に空白や特殊文字が含まれている。
- ファイルの末尾に、不要な文字列が含まれている。
_excel_invoice(1).xlsx
,_excel_invoiceのコピー.xlsx
など。
zipファイルに不要なファイルが含まれている
MacOS特有の.DS_Store
などの不要なファイルが含まれていると、エラーの原因となる場合があります。zipファイルを作成する際には、不要なファイルを除外してください。